入れ歯を付けたまま寝るのか、はずして寝るのか。
実は、意外と患者さんと意見が食い違うところ。
結論から申し上げますと、はずして寝るが正解です。
入れ歯にもプラーク(細菌のかたまりで出来ている汚れ)が付着します。
細菌は寝ている間に急激に繁殖します。
寝る前に洗ってお水、もしくは入れ歯洗浄液につけておきましょう。
朝お口に入れる前に入れ歯専用のブラシでよく洗いましょう。
普通の歯ブラシは歯用。
普通の歯ブラシで入れ歯を洗うと、すぐにブラシがダメになるので入れ歯専用ブラシで洗うと良いでしょう。
入れ歯はお体にとって異物です。
靴をはいて寝ないように、お口も入れ歯を入れていることで粘膜が圧迫され疲れています。
寝ているときに休ませてあげましょう。
しかし、残っている歯が少ない時などに、入れ歯を入れていないと歯茎を傷つけてしまう場合があります。
そのような場合には、寝る前に残っている歯、入れ歯を良く手入れをしてから、入れ歯をつけて寝ていただく場合があります。
部分入れ歯には外れないようにクラスプ(金属のバネ)がついています。
精密に作られたものですので、変形するとお口に合わなくなります。洗浄の際には注意することが大事です。