アーカイブ: 12月 2011

インプラント周囲炎

尾澤歯科医院 院長の野村です。

インプラント周囲炎のお話をします。

インプラント周囲炎とは、インプラントの歯周病です。

インプラントの天然歯と同様、歯周炎をおこします。

「インプラントは人工物だから歯槽膿漏にはならないと思っていた」などという話を患者様より時々耳にします。

私は、インプラントは天然歯同様に考えていただくようにしています。

インプラント周囲炎は歯周炎と比べて治りにくいのが特徴です。

天然歯は、歯根膜に囲まれています。血管や靭帯の走行があり、治療をすれば治りやすい環境にあります。

インプラントは骨に囲まれていて、歯根膜のような組織はありません。また、血管の走行も天然歯にくらべて少なく、ばい菌に対する抵抗性に劣ります。

したがって、天然歯同様かそれ以上のケアが必要になると言えるかもしれません。

ではインプラント周囲炎になってしまったらどうやって治療するのでしょうか?

① まず第一にプラークコントロールです。

プラーク(細菌のかたまり)がインプラント周囲に付着していては炎症が治まりません。

②浅い歯周ポケット(4mmくらいまで)の場合、ポケットを洗浄します。

③深いポケットの場合や、炎症が治まらない場合は、歯周外科を行います。

麻酔下にて切開し、悪い部分を取り除きます。場合により、インプラント表面をブラスト(粉をふきかけて新しい面を出す)します。縫合して経過を見ます。

④外科にて治らない場合は、インプラントを抜去することをお勧めする場合があります。

インプラントの種類(メーカー)により、インプラントの表面性状は異なるため、治療内容が異なることがあります。

インプラント周囲炎にならないために。

正しい診査、診断のもと、インプラント手術を行うことが重要です。

患者様の手入れも大切ですが、医原性のものがあるのが現状です。

自費治療のため、価格差がありますが、安いものに飛びつくのは危険かもしれません。

銀座のレーシック手術の例もありますので、良くお考えの上、信頼出来る専門医に手術をしてもらいましょう。

 

 

投稿日: by nomura

アンケート結果

尾澤歯科医院 院長の野村です。

8月中頃から2カ月にわたり、アンケートを実施しました。

5段階評価とし、各項目にて印をつけていただきました。

その結果をお知らせいたします。

電話対応について。41%「非常に満足」、54%「満足」5%「どちらとも言えない」。

みだしなみ98%「非常に満足」「満足」

言葉づかい99%「非常に満足」「満足」

診療業務99%「非常に満足」「満足」

説明について99%「非常に満足」「満足」

筆記にて、「医院のよいところ」、「改善すべきところ」をお願いしました。

アンケートは通常、改善点を探すためのものですが、読んでいると気が滅入ってしまうため、良いところも書いていただきました。

お褒めの言葉を多くいただきました。

診療内容の説明に関するお褒めの言葉を多くいただきました。

限られた時間での説明のため、言葉が足りないことが多いかと思います。

出来るだけ診療のご理解をしていただけるよう、これからも努力していきます。

「改善した方がよいところ」では、

設備において、待合室に時計を置いてほしい。靴のぬぎはき用に椅子がほしい。トイレは紙タオルにしてほしい。等がありました。順次改善していきます。

約束の時間より20分程度過ぎることがある。とのご意見をいただきました。時間厳守。気をつけていきたいと思います。

しかし、急な患者様など、予期せぬこともあるのが現状です。

そのような場合はご容赦ねがいます。

改善点に関しては記載されている数が少なく、皆様遠慮している感があります。

次回アンケート時には、ご遠慮なく、率直なご意見をお待ちします。

今回アンケートにご協力いただいた患者様、

貴重なご意見ありがとうございました。

ご指摘のあった点に関しては、順次改善していきます。

これからも、更に満足いただける歯科医院をめざしてがんばります。

 

 

 

投稿日: by nomura

CID-Club 10周年記念講演会を終えて

12月3,4日の2日間のわたり、

ベルサール六本木においてインプラントの講演会が行われました。

私は最後のセッションで座長をさせていただきました。

演者はアメリカのルイビル大学教授、Dr.Dean Morton.

欧米の方の講演の座長をするのは初めての体験でした。

貴重な体験をさせていただきました。

CIDでは常に刺激をいただいて帰れるので、私にとって大切な会となっています。

 

投稿日: by nomura