葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。
本日は、スウェーデン イエテボリ大学歯周病科主任教授
ヤン ベンストレム教授の講演会に行ってきました。
歯科医師、歯科衛生士で300名くらいでしょうか、ほぼ満席でした。
「インフェクションコントロール」の演題で、
歯周病に罹患した際の治療方法をエビデンスに基づいた説明を、
午前10時~午後5時まで講演していただきました。
新しい情報は特にありませんでしたが、歯周病治療の総本山というべき
イエテボリ大学だけあって、基本に忠実で、いかに歯周病に罹患しないようにするか。
また、罹患した際も患者教育を十分におこなうこと。
治療後のメンテナンスを徹底しておこなうことにより、再発を防いでいる事。
など基本的な事を徹底することの重要性を、改めて認識しました。
当院での、歯周病治療と同じですが、この徹底しているという点ではまだまだ当院は弱いと感じました。
従来のハンドスケーラーを多用せず、超音波スケーラーやエアーフロー(粉をふきかけてクリーニングする方法)を用いることで、患者の不快感を軽減させること。
また、従来の方法と治療成績に優位差がないことがわかりました。
インプラント周囲炎に関しては、まだ結論は出ていません。
しかし、基本的に歯と同様に考えること。
徹底的にインプラントの清掃をすることのようです。
明日からの治療のヒントを得て帰宅いたしました。