アーカイブ: 6月 2012

(公)日本歯科先端技術研究所 学術講演会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成24年6月24日(日)、神戸にて日本歯科先端技術研究所主催の学術講演会が行われました。

兵庫県歯科医師会館にておこなわれ、一般の方を含め200人を超す聴衆が集まりました。

テーマは「ウェルエイジング」

安部司氏は「食品の裏側」という演題にて、食品添加物の現状を実演にてわかりやすく講演していただきました。

日常生活にあふれている食品添加物。しかし、正しく判断出来ないと危険です。

実際に添加物を食品会社勤務し、消費者に勧めてきた安部氏。

仕事として行っていたところ、ある日自分の子供が、自分の開発した有害な添加物が入った食物を口にするのを見たときに、我に返ったそうです。

翌日には会社に辞表を提出し現在では、無添加食品の開発や伝統食品の復興、有機農産物の販売促進に取り組んでいるそうです。

子供から大人まで、食育の重要性を再認識しました。

早速会場にて本を購入し、帰りの電車にて読みました。

電車に乗る前に、駅弁を購入しましたが、とても食べる気にはなれませんでした。

食品の裏側のシールを確認することは必要です。

何が含まれているのか確認しましょう。

何が悪いのか?

タンパク加水分解物、虫由来の着色料、虫由来の増粘剤、石油由来の添加物、調味料アミノ酸・・・。

是非、安部司氏の本をお読みになることをお勧めします。

私は手作りが一番という結論に達しました。

 

投稿日: by nomura

日本臨床歯周病学会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

2012年6月16日、17日の2日間、新宿の京王プラザホテルにおいて、日本臨床歯周病学会が行われ、参加してきました。

土曜日は診療していたので参加したのは日曜だけでしたが、朝7:30からのモーニングセッションから夕方5時まで、歯周病漬けの1日となりました。

審美部位における失敗症例。またそのリカバリー症例。根面被覆のテクニックなど、動画でのプレゼンは大変参考になりました。

最近のプレゼンの傾向として、動画を使用する先生が増えてきました。

今までの写真だけのものですと、テクニックを習得することは難しいためイメージを確立させるのに苦労してきました。

当院でも動画の環境を整えねばと再認識した1日でした。

 

投稿日: by nomura

学校歯科健診

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

学校にて検診の時期となりました。

お子さんが検診結果を持ってくるまで、異常がないかどうか心配かと思います。

子供の歯は、石灰化が不十分なために虫歯になると進行が早いのが特徴です。

幼少時は親が仕上げ磨きをしていたかと思います。

しかし、小学校に入って親の手を離れると、食生活や手入れのやり方がむし歯となって出てきます。

尾澤歯科医院では、すべての患者さんに、歯の重要性を理解していただきたいと思っています。

やはり、定期的なメンテナンスが重要です。

メンテナンスの期間は、人それぞれ異なります。

1か月~1年と差があります。

重度歯周病、むし歯になりやすい、手入れがうまくできない方は1カ月~3か月毎に来院していただきます。

歯周病のリスクが低い、手入れが十分出来る方は6カ月~1年毎となります。

病気を未然に防ぐことが目的なため、一見健康でも来院していただくことが大事です。

先日、保育園、中学校の歯科検診に行ってきました。

葛飾区では1歳半よりむし歯にならないように教育していきます。

その成果でしょう。むし歯がたくさんのお子さんはあまりいません。

さらに歯科医院にメンテナンスにて通院すれば、大人になっても歯周炎、むし歯にならなくてすみますが、

思春期に入るとなかなか手入れが行き届かなくなるので難しいところですね。

中学校では、歯ブラシを持参してもらっています。

歯ブラシの毛先が曲がっていたり、何カ月も使用して「こし」がなくなると、

一生懸命磨いても磨けていません。

約8割の生徒が曲がっていたり劣化した歯ブラシを使用しています。

また、CMの効果かわかりませんが、毛先がとがっているタイプの歯ブラシを使用している生徒が多いのが特徴です。

商品名でいうと、「システマ」などが挙げられます。

私は、医院にて歯ブラシを販売するために、当時一般的に販売されている歯ブラシをすべて試したことがあります。

「システマ」のような歯ブラシは毛先が細いため、歯周ポケット(病的な状態)に入りやすいのが特徴です。

しかし、毛先が細い分「こし」がなく、古い汚れのように歯面にこびりついているプラークの除去は不向きでしょう。

さらに、毛先が細いため、耐久性に劣り早期に曲がったり、「こし」が無くなるため当院ではお勧めできません。

歯ブラシも個人に合ったものを使いましょう。

当院では、歯科医師、歯科衛生士が適切なものをお勧めいたします。

 

投稿日: by nomura

ITI Congress Japan 2012

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

6月2日、3日の2日間、世界的なインプラント学術団体であるITIの学会に参加してきました。

 

スイス ベルン大学D.Buser教授、ジュネーブ大学U.Belser教授は「最適なインプラント審美治療」。

テキサス大学D.Cochran教授は「インプラント歯学における革新とコンピューター技術の活用」。

D.Buser教授からは、「インプラント治療における合併症と対応」。

D.Cochran教授から、「生物学的メカニズムに基づいたインプラント治療」。

その他日本からは明海大学の嶋田教授の上顎洞へのアクセス方法や合併症の対応などの講演がありました。大学病院ならではの様々な視点からの講義は大変興味深く参考になりました。

ITIシンポジウムは科学的な根拠に基づいた講演なために安心感があり、有意義な2日間となりました。

土曜日の私の診療はお休みさせていただきましたが、診療にフィードバックさせていきますのでご容赦ください。ご協力に感謝致します。

 

 

投稿日: by nomura