葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。
2013年2月10日、11日、日本口腔インプラント学会関東甲信越支部学術大会が新宿の京王プラザホテルにて開催されました。
1年以上前より学会の準備を、日本歯科先端技術研究所にておこなってきました。ようやく実現し、成功裏に終了することができました。
ご協力いただいた先生方、歯科業者、歯科衛生士、コンベンションリンケージの方々には感謝いたします。ありがとうございました。皆様のご協力がなければ成り立ちませんでした。
支部会ですが、1100人以上の参加者で盛大におこなわれました。
私の担当したシンポジウム「インプラント受療者の加齢を考える」では、
日本大学松戸歯学部インプラント科教授の加藤先生を座長にお招きし、日本歯科大学の菊谷教授、日本大学インプラント科長の萩原先生、日本大学非常勤講師の寺本先生をに講演をお願いしました。
我々は必ず歳をとります。インプラント治療を受けた方も歳をとっていきます。
介護を受けるようになると、急速に口腔内の衛生状態は悪化します。
患者本人の口腔ケアでは衛生状態は保てなくなります。
そこで、ご自身の歯とインプラントの歯を最後まで保存できるのか。
保存できない場合、リカバリーが可能なのか。
往診専門の先生で対応は可能なのか。
若いうちにインプラント治療を受ける際の治療計画に無理がないか。
などなど、様々な問題が絡んでくるのが分かります。
今回、摂食嚥下を専門にされている先生に講演をいただき、我々インプラント専門医とは違った視点から考えていることが分かりました。
最終的には我々インプラント治療者のモラルが問われる時代になってきていると感じました。
リカバリー可能な補綴設計が求められています。
常に患者側に立ち、最終的にインプラント治療をして良かったと思われるよう努力してまいります。