葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です
平成25年7月20日、二階堂雅彦先生の主催する歯周病勉強会に参加しました。
最近のテーマは「インプラント周囲炎」
最新の文献を検討しました。
天然歯の歯周炎とインプラント周囲炎。
同じ口腔内で発生するものですが、わからないことが多くあります。
天然歯の歯周炎は、長年の研究によりおおよその原因菌は解明されています。
インプラント周囲炎はまだまだ研究されていないことが多く、原因菌さえも解明されていません。
昨日読んだ論文によると、共通する細菌はあるものの、インプラントには黄色ブドウ球菌がつきやすいというもの。
また、T.Forsythiaという細菌が優位に多く認められたとのこと。
インプラント周囲炎は天然歯の歯周炎とは違った細菌が関与している可能性が示唆されました。
クリニックの立場から申し上げると、
プラークコントロールが重要であり、細菌の塊が永く留まらない環境にすることが大事です。
現時点では、定期的にメンテナンスをしていくことに変わりはありません。