葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です
「他医院で根管治療を半年も続けているが、膿が止まらない。咬むと痛い。」
このような悩みで来院された場合、
当院では根管形成(根管内をきれいにした状態)が終了した段階で、
根管充填(根管内を樹脂のようなもので埋めること)をし、根管治療を終了とします。
とお答えしています。
要するに、最適な治療を施したら、それ以上時間をかけて治療をしても治らない可能性が高いということ。
治療の効果がない場合はどのようにするか?
1.抜歯
2.外科的根管治療
外科的に根尖部を切断し、その切断面から逆根管充填を行います。マイクロスコープを用いることで、かなり成功率が上がりました。
また、逆根充に生体親和性の高いMTAセメントを使用することで、さらに成功率が上がりました。
健康保険において、外科的根管治療は前歯のみが適応です。
しかし、保険外にて臼歯部も可能です。
今まで抜歯を選択していた症例も治療は可能です。
抜歯は最後の手段ですので、外科的に治療をお勧めすることがあります。
2013年10月26日