葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。
平成25年10月13日(日) 公益社団法人 日本歯科先端技術研究所にて、
日本口腔インプラント学会認定講習会の講義をしました。
「CGFと静脈確保について」の演題にて講義、デモを行いました。
CGFは患者ご自身の血液を遠心分離し、強固なフィブリンを採取して
手術の際に利用するものです。
ご自身の血液のみ使用し、添加剤は一切使用しないことより、安全な材料と言えます。
メリットは、創傷の治癒促進にあります。
細胞の足場を人工的に作ることで、治癒のスピードを促進することができるのです。
例えば抜歯してそのままにしておいても、血液がたまり、凝固して血餅となり結合組織ができて、徐々に骨を再生するという治癒過程があります。
しかし、抜歯後にCGFを入れることで、不確実な血餅が出来る過程を、
確実にフィプリンで覆うことが出来ます。
また、このフィブリンの塊には創傷治癒を促進させる増殖因子が多く含まれている事より治癒を早めることが可能です。
当院では、主に自費治療においてCGFを活用しております。