東京都葛飾区金町の歯医者
尾澤歯科医院 院長の野村です。
平成26年3月9(日)日本歯科先端技術研究所主催の学術大会がありました。
ニューヨーク大学よりカフマン先生、鈴木先生をお招きし、盛会となりました。
カフマン先生は補綴治療(かぶせ物)、鈴木先生はインプラント周囲炎に関するレクチャーをしていただきました。
インプラントのかぶせ物をするときのセメントの取り残しによる炎症についての話は興味深く聞きました。
インプラントと天然歯を比較すると、確かにインプラントの方がセメントが奥の方に入りやすい為、除去が困難な場合があります。
当院ではマイクロスコープを用いてセメントを除去するようにしています。裸眼やルーペで分からなかった余剰セメントを発見出来ます。
セメント量をコントロールする手法は大変参考になりました。
また、インプラント周囲炎になってしまうことがありますが、その対処法については情報が錯綜している状態です。論文での評価は生食を用いて綿球にデブライドメントをすることが一番なようです。
レーザーを用いたり、様々な手法がある中で、一番簡便な方法に落ち着いています。
当院では、インプラント表面をきれいにするために様々な手法を持ちています。しかし、オーソドックスな手法が良いと分かったため論文に基づいた治療をしていこうと思います。