アーカイブ: 6月 2014

チタンの腐食について

葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です

平成26年6月22日(日) 公益社団法人 日本歯科先端技術研究所の学術講演会に参加しました。

今回は山口県宇部市にて開催されました。

宮崎県開業の松井孝道先生のご講演のなかに、チタンの腐食に関することがありました。

以前よりチタンの腐食については言われてきていましたが、学会で問題視されることはありませんでした。

チタンは比較的安定した金属で、表面に酸化層を形成しさらに安定するといわれています。

しかし、チタンにフッ素や酸性の強いものなどが付着することで腐食(さび)がおきることがわかってきました。

また、歯の表面に付着するプラーク(細菌のかたまり)が出す酸によっても腐食することがわかってきました。

我々が使用するフッ素は、ムシ歯予防に効果があります。

フッ素のほとんどが酸性ですので、酸により腐食するものと考えています。

歯磨材に含まれるフッ素も同様と思った方が良さそうです。

現在使用されているインプラントのほとんどがチタン製です。

当院にてインプラント治療がされている方へのフッ素塗布は中性のフッ素を使用するようにしています。

また、チタンにはワセリンを塗布し、直接塗らないように注意しています。

インプラント治療をした方は、歯磨材もフッ素が入っていないものを使用しましょう。

 

 

投稿日: by nomura

歯ぎしり防止装置

東京都葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です

平成26年6月14日(土) 日経新聞の記事

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作家の文章ですので、文章構成がとても良いため載せました。

歯ぎしりを自覚されているようでマウスピースにて歯ぎしりを緩和させていたようです。

プラスティックの素材ですので、割れることがあります。

割れたら作り直した方がいいでしょう。

個人差がありますが、体重位かそれ以上の力をかけてしまう方がいます。

もちろん寝ている間ですので無意識です。

普通の食事時にそんな力は必要ありません。

当然歯に負担をかけます。

歯の表面にある固いエナメル質が削れてしまい、象牙質が露出してきます。

場合により、歯が割れることもあります。

このような悪習癖を持つ方は、対症療法としてマウスピースを作成して咬合力を緩和させます。

肩こりや高血圧症が治る場合もありますので、全身に影響を及ぼすと言ってもいいでしょう。

自覚がなくても歯が削れていれば分かりますので、歯科医師による検診を受けましょう。

投稿日: by nomura