東京都葛飾区 金町 尾澤歯科医院 院長の野村です
平成29年2月11日(土)、12日(日) 新宿京王プラザホテルにて、
日本口腔インプラント学会 第36回関東甲信越支部 学術大会がおこなわれました。
学会発表をしましたのでお知らせいたします。
外科手術の際に傷口の治癒を促進させるために行っている手法に、PRP, PRFなどと呼ばれるものがあります。
尾澤歯科医院においておこなっている手法は、PRF(Platelet Rich Fibrin)です。
CGFなどとも呼ばれています。
術前に患者さんから採血し、専用の遠心分離機にかけます。
赤血球を取り除いたフィブリンの塊を利用します。
このフィブリンの塊の中に成長因子がどれだけ含まれていて、その効果が期待できるのかという研究はありませんでした。
聖マリアンナ医科大学 形成外科学・幹細胞再生医学講座の井上教授に協力していただき、実験を行いました。
今回はEGFという成長因子を測定したのですが、PRF中に多く含まれていることがわかりました。
このEGFは血小板由来と考えられ、十分に効果が期待できるものと確認しました。
尾澤歯科医院では、外科手術時に採血をお願いすることがあります。
PRFを有効利用することで、術後の傷口がはやく治癒しますので、これからも積極的にお勧めしていこうと思います。