新しい歯周病の薬「リグロス」

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

健康保険適応の歯周炎の薬「リグロス」が発売となり、尾澤歯科医院において取り扱っております。

今まではエムドゲイン(保険適応外)を使用していました。

エムドゲインはこれからも使用していきますが、保険適応外のため自費治療になります。

トラフェルミン(商品名リグロス)は血管新生促進、肉芽形成促進、表皮形成促進させる効果があります。結果的に歯周組織の再生を促します。

歯周炎の治療は初期治療として歯磨き指導、歯石除去(歯肉縁上、歯肉縁下)を行います。

再評価(歯周精密検査)の後に、必要であればFOP(フラップオペレーション)を行います。

FOPの際に使用するのがリグロスです。

今までは、健康保険適応の術式では、FOP時の再生治療は認められていませんでした。従って、組織の再生まではあまり期待出来ませんでした。

リグロスを利用することで、歯周組織の再生が期待できるようになりました。

使用には適応症や適切な利用方法がありますので、すべての症例を対象としていません。

十分な診査、診断のもとに行います。

診療費用は歯の本数により異なりますので、担当医にお問い合わせ下さい。

 

投稿日: by nomura

カテゴリ:歯周病