東京都葛飾区の歯科医院 尾澤歯科医院院長の野村です
尾澤歯科医院におけるインプラントの術式です。
インプラントは恐いという患者さんのために、どのような手順で行っているかを理解していただきたいと思い載せました。
当院では、「安心、安全」にインプラント治療をおこなうために、日々努力をしていきます。
下顎の臼歯2本が欠損している状態です。ブリッジ、部分入れ歯、インプラント補綴の治療が可能です。今回はインプラントにて治療することになりました。
ワックスにて目標となる歯の形態を作成します。
レントゲン写真です。この写真では骨幅、骨の高さ、神経までの距離等の詳細がわからないためCTによる診査をおこないます。
CT上でインプラント手術のシュミレーションをおこないます。ピンクの丸部が下歯槽神経です。
インプラント埋入予定位置より2mm以上離れているのを確認します。
CTデータを元にサージカルガイドを作成します。
CT上にてインプラント埋入を設計しましたが、その位置にインプラントを埋入させるための装置となります。
設計通りの手術をすることが可能になります。
予定の位置に「フラップレスサージェリー」にてインプラントを埋入しました。粘膜にメスで切開を加えない術式です。
切開しないため、糸での縫合がありません。従って、痛みは少なく低侵襲手術が可能になります。
全ての症例に適応する方法ではなく、術前診査にて十分に安全を確認が出来た症例のみおこなうことが可能です。
オステル®にてインプラントの安定性を計測します。ISQ85は高い安定性を示しています。
インプラントに専用の装置を着け、口腔内スキャナー(TORIOS®)にて型どり(印象採得)を行います。
従来はシリコーン印象材を使用して型どりをしますが、より精度を高めるために高性能の専用スキャナーを使用しています。
速やかにデジタル印象データを取得できます。インプラント以外の通常の被せ物の印象にも使用しています。
フル
歯の色は様々ですので、色合わせをします。
ジルコニアクラウンを装着しました。
セメント固定かスクリュー固定を選択します。
今回は、クラウンの固定はスクリューにて固定(ネジ止め)をしました。
定期的なメインテナンスにて、インプラントを含め口腔内の管理をすることが大事です。
2020年6月25日