東京都葛飾区金町の歯科医院 尾澤歯科医院院長の野村です。
「歯周病と早産、低体重出産について」
母子健康手帳に記載されているように、歯周病が早産の原因になることが言われています。
また、低体重出産のリスクも上がります。
原因については明らかでないことが多いのですが、歯周病菌が子宮内に入ったり、細菌に対する防御反応として炎症性物質が上昇することで、子宮内でのタンパク質分解酵素の上昇、頸管成熟や子宮収縮を引き起こすと考えられています。
また、細菌に対する免疫反応の欠如が胎児感染を引き起こし早産に至ると考えられています。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化や唾液分泌の低下、食生活の変化などにより口腔内の環境が悪化します。
妊娠前から定期的な歯科治療をしていくことが重要です。