Author Archives: nomura

ITI ワールドシンポジウム2014

東京都葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です。

2014年4月24~25日の3日間、スイス ジュネーブにおいてITIワールドシンポジウムが行われました。

4年前にもジュネーブで行われましたが、今回もジュネーブに行ってきました。

ITIはインプラントのインプラントに関する国際研究組織で、約4年ごとに世界各地でシンポジウムを開催し、インプラントのup to dateをするのに適した学会となっています。

4800人の参加者のうち、日本人が約230人とのこと。

会場にいても、ここは日本?と思うほどでした。

海外の参加者とも交流をすることが出来、大変有意義な学会となりました。

トピックはオールジルコニアインプラント。発売をしていますが、日本での発売は未定。また、ショートインプラントのラインアップもありました。ショートインプラントを使用するメリットのある患者もいるということですので利用価値はあるのでしょうか?これも日本での発売は未定ですので、将来的な話になります。

材料的にはインプラントの材料は現在純チタンで落ち着いています。これはまだしばらく続きそうです。

学会終了後、すぐに帰国し診療をしています。より良い知識をすべての患者さんに還元し診療してまいります。

 

 

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歯周病勉強会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成26年4月18日、二階堂先生主催の歯周病勉強会に参加しました。

今回の文献抄読は、インプラント表面性状がインプラント周囲炎に与える影響について文献抄読をしました。

現在のインプラント表面性状は、チタンを加工してざらついた面に仕上げるのが主流です。

1昔前(現在でも使用している歯科医院もあります)は機械研磨と言って、滑沢な表面性状のものがありました。これだと、インプラント周囲炎になった時に清掃がしやすいというメリットがあります。

しかし、現在はざらついた加工をしているため、バクテリアが付着しやすいと言われています。

当院で使用しているstrawmann社(スイス)製インプラントはSLAといい、酸エッチングをして細かいくぼみを作っています。

インプラント周囲炎になった時の対処は、他社製品と比較すると適切な治療によりリカバリーがしやすい製品です。

インプラント治療をした場合、だめになったらすぐ交換というわけにはいきません。

市場には様々なメーカーからインプラントが発売されています。

10年、20年と使用していただくために、最も信頼の出来る製品を使用していきます。

 

 

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ORE2014 学会発表

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成26年4月12(土)、13(日)の2日間のわたり、東京医科歯科大学MDタワー講堂にてORE2014が開催されました。

500名ほどの参加者で盛況に終了しました。

日曜日に演者としてプレゼンテーションの機会をいただきました。

私のテーマは術後出血について。

緊急時の対処法について講演しました。

日頃より安全、安心な歯科治療を心がけています。

しかし、緊急時にも対処出来るように準備を怠らないようにしています。

結果的に何も起こらなくても、危機管理をすることは歯科治療においても重要だと思っています。

 

 

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(公)日本歯科先端技術研究所 学術講演会

東京都葛飾区金町の歯医者

尾澤歯科医院 院長の野村です。

平成26年3月9(日)日本歯科先端技術研究所主催の学術大会がありました。

ニューヨーク大学よりカフマン先生、鈴木先生をお招きし、盛会となりました。

カフマン先生は補綴治療(かぶせ物)、鈴木先生はインプラント周囲炎に関するレクチャーをしていただきました。

インプラントのかぶせ物をするときのセメントの取り残しによる炎症についての話は興味深く聞きました。

インプラントと天然歯を比較すると、確かにインプラントの方がセメントが奥の方に入りやすい為、除去が困難な場合があります。

当院ではマイクロスコープを用いてセメントを除去するようにしています。裸眼やルーペで分からなかった余剰セメントを発見出来ます。

セメント量をコントロールする手法は大変参考になりました。

また、インプラント周囲炎になってしまうことがありますが、その対処法については情報が錯綜している状態です。論文での評価は生食を用いて綿球にデブライドメントをすることが一番なようです。

レーザーを用いたり、様々な手法がある中で、一番簡便な方法に落ち着いています。

当院では、インプラント表面をきれいにするために様々な手法を持ちています。しかし、オーソドックスな手法が良いと分かったため論文に基づいた治療をしていこうと思います。

 

 

 

 

 

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歯周病勉強会例会

東京都葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です

平成26年3月1日(土) 二階堂先生主催の歯周病勉強会に参加しました。

インプラント周囲炎の文献抄読。

今回はストローマンインプラントの文献2編。

歯周炎の患者と歯周炎に罹患していない患者にインプラントを埋入し比較検討したもの。

歯周炎の患者は歯周炎に罹患していないひとに比べてインプラントも歯周炎に罹患しやすいということ。

予想している結果ではありますが、歯周炎の患者に対しては、十分に歯周炎の治療を行い、改善させてからインプラントを行わなければなりません。

当院においても必ず歯周炎のコントロールをしてからインプラントをおこなうようにしています。

治療期間、回数はかかりますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

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開業医での救命対応について

葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です。

緊急時(救命)対応について。

我々のような開業医と大学病院などの病院歯科では対応方法が異なります。

人員の問題、設備、スキルなど、様々な要因で異なるのが現状です。

例えば手術時に動脈性の出血があったとします。

術前診査は開業医、大学病院で差はないと思います。

口腔内写真、模型、CT撮影は開業医でも可能です。

インプラント手術では特に骨の診査が重要です。

神経や、動脈の走行も考慮して診査します。

しかし、それでも出血が止まらない状況になったらどうするのか。

呼吸が困難となった場合はどうするべきか、当院では常に考えて臨床を行っています。

設備は大学病院の設備まではないのですが、最善の救命治療が出来るように準備をしてあります。

数年前、東京都内の開業医にてベテランの歯科医師によるインプラント手術後に、舌下動脈あるいはオトガイ下動脈を損傷し死亡するという事故がありました。

報道ではあたかも出血による死亡のように報道されていました。

これは誤りで、気道確保が出来なかったことによる窒息死です。

このような最悪な事態を想定し、準備しておくことが重要であると考えます。

開業医では残念ながら想定している施設は皆無です。

事故は免許をとりたてのドクターはおこしません。

その多くはベテランの専門医がおこすと論文の統計結果があります。

したがって、開業医においても緊急時の備品、また、スキル向上を目指すように啓蒙していきます。

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第33回関東甲信越支部日本口腔インプラント学会

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成26年2月8日、9日、東京都心部では45年ぶりの大雪の中、新宿京王ホテルにてインプラント学会支部会が行われました。

大雪のため、8日(土)午後のみの参加となりました。

日曜日も行く予定でしたが、医院周りの雪かきに奔走し残念ながら行くことは出来ませんでした。

専門医教育講座では日大松戸歯学部の歯科麻酔講座、渋谷教授の講演。

安全にインプラントを施行するために基本的な内容の講演。

帰りは2駅手前までしか電車の運行がなく、吹雪の中徒歩で帰宅というおまけがつきました。

しかし、東日本大震災時の教訓が生かされ、多少のトラブルでも動じなくなったように思います。

オペも事前の準備が大事です。準備を怠らないことがスムーズなオペを可能にします。

日常生活においても、有事のために事前準備が必要な事をあらためて実感しました。

 

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サドルカスタムメイド

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

関西方面からの患者さんで、自転車のサドルのカスタムメイドの仕事をしている方がいます。型どりをし、個人の形態に合わせたサドルを作っています。

先日、自転車展示会が都内であるとのことで新作を見せてもらいました。

何でもカスタムメイド出来る時代ですが、サドルとなると今まで聞いたことがありませんでした。

市販サドルが気にならない選手もいる中で、サドルで悩んでいる選手も多いとのこと。

カーボン製のためとても軽量でしなやかな仕上がりとなっています。

さどる

バリエーションも様々あるようで、要望に応じた形態、デザインが可能なようです。

自転車レーサー、トライアスリートの方、カスタムサドルはいかがでしょうか?

 

 

 

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インプラントオーバーデンチャー講習会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成26年1月26日(日)インプラントオーバーデンチャーの講習会を受講しました。

講師は東京医科歯科大学高齢者歯科学講座に在籍していた時に、医局でお世話になった亀田行雄先生。

インプラントオーバーデンチャーとはインプラントの上に義歯をかぶせて作ります。

インプラントに接続するアタッチメントの維持力により義歯を動かなくします。

尾澤歯科医院でも20年以上前より取り入れている方法ですが、新しいアタッチメントなど、勉強になりました。

下顎の総義歯は義歯の吸着を得ることが困難な場合があります。

入れ歯では食事がうまく出来ない場合に2本インプラントを入れて義歯を作製します。

インプラントに取り付けるアタッチメントの効果により、今まで動いて食事が出来なかった方もおいしく食事を召し上がることができるようになります。

インプラントを手術にて入れますので、全身疾患の程度により出来ない場合があります。

入れ歯でお困りな方はご相談下さい。

 

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摂食機能療法講演会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成26年1月22日(水)葛飾区歯科医師会において学術講演会がおこなわれました。

日本大学歯学部 摂食機能療法学講座教授 植田先生により、「診療所で実施する摂食機能療法のはじまり」という演題にて講演をしていただきました。

特別な器具を使用しない機能評価

1.オーラルディアドコキネシス

2.反復性唾液嚥下テスト

3.ブローイング

などを行い、間接的な訓練を取り入れることで口腔機能の向上を図ることが重要である。

脳卒中などにより、四肢障害とともに、口腔機能障害がおこります。

リハビリは四肢だけでなく、口腔機能のリハビリも大事です。

毎日ミキサー食を胃に流し込むよりも、ご自身の力で咀嚼し、嚥下をしたほうが良いのは明白でしょう。

特殊な器材をしようしなくても我々歯科医師にできることがあるということで、早速実践していこうと思いました。

 

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