Author Archives: nomura

セラミックスでのむし歯修復

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

尾澤歯科医院では様々なメーカーのセラミックス材料を使用してきました。

セラミックス材料の欠点として歯質に比べ硬すぎるという点がありました。

硬いということは頑丈である半面、衝撃に対しもろいという欠点でもあります。

審美性に優れているために審美修復には欠かせない材料でありますが、奥歯などの強度が求められる部位には不安があります。

2年前より導入したセラミックスの1種の二ケイ酸リチウム(商品名:e-max  Ivoclar Vivadent社)は臼歯部のセラミックス修復において、強度に優れているために破折の心配がなくなりました。また、接着材との相性も良いために信頼のおける材料と言えます。

この他にジルコニアという材料は強度においてはe-maxよりも高く信頼のおける材料です。透明感がないため、前歯ではセラミックスをジルコニアに焼成して作製します。

歯科材料の進歩は早いです。しかし、本当に信頼のおけるものかを判断することは容易ではありません。

尾澤歯科医院では、信頼のおける材料であれば自信を持ってお勧めいたします。

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1年の締めとして

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

2013年を振り返り、大変充実した1年を過ごせたと思います。

尾澤歯科医院の信条の1つである、「我々はプロフェッションであるが故に絶えず勉強をする」ということを1年を通じて継続出来た事が充実感につながっていると思います。

その中でも根管治療をグローバルな視点から見直してきたことは大きな出来事でした。

歯科用顕微鏡を導入し1年間トレーニングを積んだ成果は、多くの患者の利益につながってきていると確信いたします。

2014年も留まることなく絶えず勉強してまいります。

今年1年ありがとうございました。

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EPIC同窓会

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成25年12月15日(日曜日) EPICの同窓会に参加しました。

二階堂雅彦先生の主催する勉強会で、歯周病治療のアップデードをしていただいています。

昼から懇親会まで素晴らしいスピーカーの先生方のおかげで、大変有意義な1日となりました。

歯周病治療は当院にとって、大事な柱となっています。

すなわち、歯周病のコントロールを基本とした治療を行っています。

むし歯の治療を例に挙げても、歯周病のコントロールが出来ていない患者さんにむし歯の治療をしてもうまくいかないことが多くあります。

インプラント治療もむし歯の治療も、当院に来院される患者さんはほぼ100%の確立で

歯周病の治療、メンテナンス、予防治療をおこなっています。

むし歯だけ治してほしいと来院する患者さんには、歯周病治療の重要性を理解していただき、治療を勧めることも多くあります。

1つの歯より、1口腔単位での治療をしたほうが、将来的に有益です。

 

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除去した金属で募金をしています

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

使わなくなった入れ歯がありましたら、「募金」として尾澤歯科医院に持ってきて下さい。

尾澤歯科医院(金町診療所)では、除去した冠や使わなくなった入れ歯を「募金」しています。

募金先は、日本財団「TOOTH FAIRY」という団体です。

ミャンマーの学校建設や、難病・小児がんと闘う日本の子供達の為に使用しています。

日本歯科医師会も公認の団体ですので安心してまかせています。

今月も募金をさせていただきました。

ご協力していただきました患者の皆様、ありがとうございました。

 

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インプラントスタディークラブ

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成25年12月7日(土)、8日(日)の2日間にわたり、恒例の

CID Clubミーティングに参加しました。

今回は演者にて発表の機会がありました。

私の日常診療のスタイルとして、「全身管理」を行い、疾患を有する患者さんでも

安全に診療を受けられるようにしていることが挙げられます。

インプラント手術の際も同様で、安全に手術をするにはどうしたらよいかという視点で講演しました。

高齢化が進み、現在高齢者の割合が24.1%と多いのですが、増加に歯止めがかからず、

超高齢社会と言われています。

疾患を有する患者も多い為、日常の診療にも注意して診療をしています。

当院では、高血圧の診断を受けている方、診断を受けていないが高血圧な方はすべての治療において血圧測定をしながら診療しています。

高血圧の治療を受けていても血圧が高かったり、逆に低すぎたりと様々なため、

安全のためにモニタリングをして診療を行います。

 

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コンポジットレジン修復ハンズオンコースに参加

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

平成25年11月23日、24日の2日間にわたりCR修復のハンズオンコースに参加しました。

講師は東京医科歯科大学 高齢者歯科学講座で同門の高橋登先生。

医局時代より大変お世話になっている先生です。

CR審美修復は確実性がないと考えていたため、自費治療では患者さんにお勧めしていませんでした。

高橋登先生の推奨している「3Dレイヤーテクニック」は共感できるものでしたので、取り入れることにしました。

治療時間と設備、ランニングコストから、保険治療で提供することは出来ませんが、

自費治療のオプションとして選択していただければ患者さんにとって、とても有益な方法となります。

セラミックスによるかぶせ物の治療は、審美的に優れております。

しかし、歯の削合量が多いという欠点があります。

むし歯に罹患している部分を削合し、出来るだけ歯質を保存してCR修復を行うことは、歯を長持ちさせることにつながります。

仕上がりは美しく、セラミックスと比べても分からないくらいです。

セラミックスは歯の強度以上で、経年変化がありませんが、審美CR修復は色の変色は避けられません。

しかし、自分の歯も経年変化があるため、同等ということも出来ます。

少しでも多くの歯を保存し永く使用していただくためには、様々な努力が必要です。

 

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歯周病勉強会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

平成25年11月16日 歯周病勉強会に参加しました。

本日はインプラント周囲炎と咬合のテーマで文献抄読。

インプラントに過剰な咬合を与えるとどうなるか。

インプラント周囲の骨吸収を起こし、最終的には脱落します。

動物実験において咬合を100μm高くしたくらいでは骨吸収を起こしませんでしたが、

250μmでは明らかな骨吸収が生じ、さらにインプラント周囲にプラーク(細菌のかたまり)がある場合には咬合負荷と相乗効果が生じ、インプラント周囲の骨を吸収するようです。

プラークコントロールの重要性や定期的なメインテナンスによる咬合のチェックが重要であることを示唆していました。

場合によりナイトガード(夜間に装着するマウスピース)は必要でしょう。

睡眠時は日常の3~4倍の咬合力をかけてしまう方がいます。

そのような方がクッション機能のないインプラントで咬合すると、インプラントのかぶせ物が壊れたりインプラント周囲の骨吸収を起こしたりします。時にインプラント自体が折れることもあります。

このような方にはナイトガードは必須です。

 

 

 

 

 

 

 

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心療歯科について

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

「インターネットで心療歯科で検索したら尾澤歯科医院がでてきました」

とのお問い合わせがありました。

心あたりがなかったので、当院のホームページを確認しましたが、心療歯科の記載はありませんでした。

yahooなどの検索ツールを使用して「心療歯科・葛飾区」で検索したところ、

他の検索サイトに尾澤歯科・心療歯科と載っているのを確認しました。

そもそも心療歯科とは?

標榜診療科目には「心療歯科」はありません。

大学病院などで細分化された科として存在するかもしれませんが、開業医では無いのが現状です。

おそらく心身症、精神疾患の患者さんが通院するための造語かと思います。

当院では心身症の専門医院ではありませんが、精神疾患の患者さんが通院されても対応が出来るようにしております。

しかし、歯科治療で精神疾患を治療するわけではありませんので、誤解の無きようご理解下さい。

 

 

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第23回日本全身咬合学会学術大会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

平成25年11月10日(日) 日本全身咬合学会学術大会が日大にて開催され、参加しました。

東京歯科大学スポーツ歯学の石上教授の講演がありました。

「スポーツパフォーマンスに咬合の関与はあるのか」の演題。

咬合の関与はあるのは以前より明らかですが、スポーツ選手からの実験データより、咬合との関与を示唆しました。

種目により力の入れ方に違いが出ます。

私の疑問は、咀嚼筋である咬筋に力を入れる事は理解できるのですが、

力を入れた際の咬合接触や咬合力の程度によりどのようにパフォーマンスに関わってくるのかが疑問です。

様々な議論があり、まだ解明されていないため早い解明を望んでいます。

ゴルフの尾崎直道選手がマウスピースを装着してツアーに参加し、失格となったのは記憶に新しいところです。

確かにマウスピースを用いると優位に力が出るのは明らかです。

マウスピースにて単に飛距離を伸ばすのを目的とせず、過剰な咬合力から歯を保護するのは医療行為になります。

歯科医療にてマウスピースを作製していれば失格にはなりません。

ゴルフ選手の方は、試合前にオフィシャルに申請してから試合に臨むことをお勧めします。

 

 

 

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インプラントスタディークラブ

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

平成25年11月7日(木) 東京医科歯科大学にて、ITI主催のスタディークラブが開催され参加しました。

ITIは国際的なインプラント学術団体です。

インプラントメーカーにとらわれることなく、学術的な見地よりインプラントを学べる組織です。

ゲストスピーヵーには大阪開業の中島康氏。

インプラント周囲炎に対する対処法について講演していただきました。

中島先生のお話は何度も伺っています。徹底したプラークコントロールを行っている事は何度聴いても勉強になります。

インプラント周囲組織に炎症が起きたらどう対処するのでしょう?

原因となっている細菌のコントロールが重要です。

ご自身の天然歯もインプラントも対処方法は同じということです。

しかし、インプラントの方が人工物であるために手入れが難しい場合があります。

我々歯科医師や歯科衛生士が医院内にて掃除をきれいにしても、当の患者さんが家で手入れが出来なければ効果はありません。

セルフコントロールが大事です。

少しでも長く機能させるために、尾澤歯科医院では衛生指導を重視しています。

歯ブラシだけではなかなかプラークを落としきれません。

デンタルフロスや歯間ブラシ。場合によりタフトブラシ(小型の歯ブラシ)を使用していただきます。

重要性を理解していただければ、面倒でもきれいに手入れをするものです。

1日1回は丁寧に磨くことをお勧めします。

 

投稿日: by nomura