Author Archives: nomura

BLS講習

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

2012年11月18日 AHA認定BLSヘルスケアプロバイダーコースを受講してきました。

BLSとは、ベーシック ライフ サポートの略で、救急救命の講習会です。

心停止に対し、「質の高いCPR(心肺蘇生)」を行えるか。が最大のテーマになります。

私は歯科麻酔医として働いていました。時に学生に教えたりしていたために油断がありました。

CPRは出来ても、「質の高いCPR」は全く出来ていない事が良く分かり、反省して1から学んできました。

講師には、AHA(アメリカ心臓学会)の教本に書かれていないエビデンスの背景を多く講義していただきました。

我々の今まで受けてきた教育では、脳循環を確保するためにCPRを行うとのことでした。

しかし、脳に行く前の冠動脈への血流確保が重要であること。

拡張期が大事であり、圧迫よりも戻しが大事であること。

CPRの中断は1秒でもあってはならないこと。

チームによるCPRが重要であること。

など、10時から17時まで実技、講義、実地試験、筆記試験と大変な1日でした。

現場では考えている余裕はありません。

日頃のスタッフトレーニングの必要性を感じた1日でした。

 

 

 

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歯の治療費 補償する保険

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成24年11月14日 日経新聞朝刊に歯科治療の専用保険についての記事がありました。

損保会社が販売しているもので、10月から販売とのこと。

歯科治療は慢性病のため、治療回数がかかることが多く、

また、かぶせ物などの費用が高額になる場合があります。

保険外治療もある程度はカバー出来るようですので、ご心配な方は参考しして下さい。

高額な治療にならないようにするには、

定期的な「かかりつけ歯科医院」でのメンテナンスが1番だと思います。

当院では、定期検診を大事にしています。

何かあってからではなく、未然の対応が重要なのです。

 

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歯科検診に行ってきました

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

今年2回目の保育園歯科検診に行ってきました。

1才クラスから、6才クラスまでの子供たちです。

3才からむし歯が認められました。3才というと、自我が出てくるころ。

甘いものも大好きになってくる時期です。

おやつの与え方や、歯みがきのタイミングを間違えると、むし歯になりやすい時期です。

特に現代っ子は、歯並びが悪いため、歯と歯の間に食べ物がはさまりやすいです。

これが、砂糖を含んだおやつだと、そのまま放置することで歯が脱灰(むし歯)します。

おやつの与え方、おやつの種類に気をつけましょう。

フッ素塗布もむし歯予防に効果的です。

かかりつけの歯科医院にて、むし歯のチェックとフッ素塗布は定期的に行うのが一番安心かもしれません。

こども達の元気な姿に接すると、元気が湧いてきます。

来週は、歯磨き指導に行ってきます。

 

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ITIセミナーに参加

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成24年10月28日、品川にて午前中はITIメンバーミーティングに参加し、午後はインプラントのセミナーに参加してきました。

ITIは世界的なインプラントの学術団体で、学術的な根拠に基づいた議論をする団体です。

インプラントの業界は、メーカー主導にて講習会が行われることが多く、

一見正しいようで、少し偏った視点での講習が多く見られます。

やはり、EBM(エビデンスベースド メディシン)ですと、聴いている側はとても安心感があります。

本日は上顎洞挙上術についての講習会。

さらなる高みを目指して頑張ります。

 

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歯科治療と心疾患

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

日常の診療にて気付いた事をブログに記載するようにしています。

今回の心疾患の話題も、日常臨床でよく経験することです。

心臓の弁に異常がある方は歯科治療をする前に注意が必要です。

もし心臓に細菌が感染し、感染性心内膜炎を引き起こした場合は、至死的な状態になることを留意しておかなくてはいけません。

感染性心内膜炎は、歯科疾患や歯科治療が原因とされています。

感染性心内膜炎で同定された細菌700種以上のうち約400種が歯周病関連細菌との報告があります。

つまり、口腔内にいる細菌が、口腔内の傷口より血流を伝って心臓に達するということです。

従って、抜歯や歯周病の治療をおこなう際は、予防が必要と言われています。

感染性心内膜炎は、心臓の弁膜や心内膜に異常のある場合に発症する危険性があります。

予防には抗生剤(アモキシシリン)の術前投与が一般的です。

歯科治療の1時間前に2g内服してもらい、治療を行います。

患者さんから、「私は危険だから・・・」などと申し出る方はいません。

十分な問診の後に、疾患に対する危険性を認知し判断するのは歯科医師です。

信頼のおける歯科医師、医師と連携をとること。

そして、真のかかりつけ医を持つことが重要です。

 

 

 

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日本口腔インプラント学会 認定講習会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成24年10月14日、公益社団法人 日本歯科先端技術研究所が主催した、

日本口腔インプラント学会認定講習会があり、講義の1部を担当しました。

「CGFののデモと静脈確保の臨床」の演題にて講義をしました。

受講生は熱心な先生が多く、活発な議論が行なえたと思います。

この講習会は、専門医試験の登竜門になるため、ビギナーの先生は少ないのかもしれません。

講師陣も充実していますので、これから専門医を目指す先生にはお勧めしたいと思います。

 

 

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CIDセミナーに参加

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成24年10月7日、8日はインプラントのスタディーグループ、CID Clubセミナーに参加しました。

インプラント治療においては、診査診断、外科、全身管理、補綴、理工学的な事など様々な要件を学ぶ必要があります。

CID Clubは、基本的な要件を必ず踏まえた上で、最新の治療に取り組んで行く姿勢があり、参加する度に多くを得ることが出来ます。

基本に忠実であることで、安全な医療をおこなうことが可能となります。

インプラントは危険な治療方法ではありません。安心してインプラント治療を受けていただくために日々向上心を持って取り組みます。

 

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日本口腔インプラント学会学術大会

東京都葛飾区 金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

公益社団法人 日本口腔インプラント学会 学術大会が平成24年9月21~23日にかけて大阪国際会議場にて行われ参加してきました。

数多くのインプラント関連の学会の中で、最大規模の学会になります。

今年はマスコミがインプラントを報道することが多い年でした。

その中で、インプラント治療の素晴らしさより、手術ミスなどのインプラント治療の欠点が多く報道されてきました。

尾澤歯科医院においては、患者さんには、インプラント手術の合併症やインプラント以外の治療を十分に理解していただいた上で、インプラント治療を選択していただきたいと思っております。

様々な理由から、インプラントをお勧め出来ない患者さんも多くいるのが現状です。

患者さんにとって、何が最善な治療方法なのかを一緒に考えて、無理のない最良の治療方法を選択していただくのが我々の仕事です。

尾澤歯科医院はインプラントの経験は豊富ですが、学会や勉強会などで、常に新しい知識を身につけて治療を提供していきます。

 

 

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幸福度って?

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

先週末は連休を利用して久しぶりのアウトドア。

そこでの話題が「幸福度について」。

最近話題になりますが、ご存知でしょうか?

イギリスの心理学者が世界幸福度地図を作りました。

指標として、健康、富、教育から割り出したものらしいのですが、

日本は90位だそうです。

トップの国は北欧の国が多いです。

健康、富、教育からでは確かに北欧は充実しています。

しかし、それだけが幸福の指標っておかしい気がしませんか?

貧しいといわれる国に若いころはよく旅行に行きました。

そこでの人々は、貧しいけれどいつも笑顔。

どうやって生活しているのだろうと思うくらいなのに。

日本はイギリスの学者の幸福度で下位だけど、

笑顔ランキングをしたらもっと下位な気がします。

「笑顔」で行きましょう。

きっと幸福になれます。

 

 

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歯と歯のすき間をふさいで欲しい

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

歯と歯のすき間をふさいでほしいと来院される方が多くいます。

前歯では、すき間があると審美的に問題がおこります。

前歯においてはかぶせ物で可能な限りふさいで審美的に問題がないように努力します。

奥歯ではどうでしょうか?

奥歯においては審美的な要件よりも歯周炎のコントロールを重視します。

かぶせ物やつめものですき間を埋めると、手入れがしにくくなります。

自浄性も低下します。

ご自身の天然の歯の形が最も優れていると考えています。

かぶせ物を作製する際も、かぶせ物と歯の境界部はわからないくらいに段差をなくすよう努力します。

 

この図は手前が正常で奥歯が歯周炎の状態です。

骨が吸収していくのと、歯と歯の間にすき間が出来るのが分かります。

奥歯のすき間は、歯ブラシだけでは良く磨けません。

歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシをうまく使いましょう。

使用するものは個人により差がありますので、我々にご相談下さい。

 

 

 

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