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電動歯ブラシ

電動歯ブラシについての質問が多くあります。

サンスターの調査によると、電動歯ブラシの使用率は30~40才代で15%くらいです。

使用理由として、手用の歯ブラシよりも歯垢が取れそうという回答が最も多くみられます。

尾澤歯科医院では、フィリップ社製の音波ブラシのソニッケア フレックスケアをお勧めします。

世界的なシェアNo.1の製品です。

製品によって特徴があるため、全ての製品を推奨することは出来ません。

使用する前に、分かっていただきたいことを挙げます。

1、手用歯ブラシと同等またはそれ以上のプラーク除去効果が得られます。

2、正しく使用しないと効果がないこと。手用歯ブラシで行うのと同じように、一生懸命使って初めて効果が得られます。歯科衛生士による指導のもと使用することが大事です。

3、ブラッシング時間を短縮できます。

4、小児、高齢者、身障者など、細かく手を動かせない方をサポートします。

5、清掃効果に関して、過剰な期待をしてはいけません。

私も毎日使用しています。

忙しい時に特に有効だと思います。

ただし、デンタルフロス(糸ようじ)も併用しています。

歯間部の汚れはフロスが一番だと思っています。

歯間が大きく隙間が空いた方は歯間ブラシが有効です。

尾澤歯科医院では、試しに使っていただくために用意をしております。

歯磨き指導の際に使用していただくことが出来ますので、お声をかけてください。

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根尖病巣とは

名前の通り、歯根の尖端に出来る病変です。

病因は細菌感染です。

レントゲン写真でみると、歯根の先が丸く黒く抜けています。

レントゲン写真で黒いということは、骨が無いということ。

細菌により骨が溶かされてしまっているのです。

放置すると歯の寿命が短くなります。

治療は2通りあります。

歯内療法と外科的療法です。

それでも効果が無い場合は抜歯を勧める場合もあります。

尾澤歯科医院では、歯内療法をまず行います。

根尖病巣の大きさや、症状により外科療法を勧めます。

根管内より細菌を取り除くことは非常に困難です。

しかし、可及的に最善をつくして治療することにより、治療後の状態(予後)は良くなると考えております。

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18日(土曜日)は院長は学会のため不在です

18日土曜日は野村は学会のため不在です。

急患対応はいたしますので、電話にて連絡をお願いします。

インプラントの学会です。

今回は周術期のエマージェンシーについて発表してきます。

震災にて「想定外」、「未曾有」などの言葉を耳にします。

緊急の事態は考えられる事態を想定し、最善の準備をしておくこと。

医療において不可欠なことです。

緊急事態を起こさないようにすることはもちろんです。

起こしてしまった時の対処法を想定し、準備しておくことも重要だと考えます。

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玄関に手すりを付けました

玄関の下駄箱の上に手すりを設けました。

下駄箱の上にある白い棒です。

先日、運動中に足を負傷しました。

2週間は足を引きずって歩いていました。

ご高齢の方、足の不自由な方の気持ちがとてもよくわかりました。

手すりがあると大変助かります。

手すりは診療室に設けておりますが、玄関部にはありませんでしたので早速作ってもらいました。

少しでも助けになれば幸いです。

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かみ合わせと不定愁訴

肩こり、頭痛、耳鳴りなど様々な体調不良(不定愁訴)を訴えて来院されます。

患者様はかみ合わせを治せば不定愁訴が改善すると来院します。

かみ合わせと不定愁訴は関連しているのでしょうか?

答えは、「関連している場合もある。」です。

全て関連しているのではありません。

われわれは、かみ合わせとの関連があると思われる場合のみ治療します。

ここでも術前の診査が大事になってくるのです。

特別なことをしているわけではありません。

問診、心療内科的検査、口腔内診査、顎関節診査、模型診査、レントゲン診査

以上です。

かみ合わせ異常が認められ、咬合治療に入る前にスプリント(マウスピース)を夜間のみ装着してもらい、

効果を確認します。

不定愁訴が著しく改善した場合のみ、咬合治療をお勧めしています。

歯を一度削ると元には戻りません。

慎重に判断していきます。

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歯内療法学研修会にて

先週の土曜、日曜に、歯内療法学の研修会に行ってきました。

講師はアメリカ歯内療法専門医の石井宏先生。

歯内療法に必要なもの。

臨床診断・意志決定力

基本コンセプトの厳守。

これらをベースに、テクニック、外科的歯内療法があるとのこと。

診断を的確に行い、基本に則って行うこと。

どの分野でも共通することです。

しかし、北米と日本との差でもあります。

歯内療法においても、北米専門医の基準で行っていきます。

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口臭について

来院時のアンケートにて、「口臭が気になる」をチェックされる患者さんが多いです。

口腔内には多くのタンパク質が存在します。口腔上皮は代謝が旺盛なため、

役目を終えた細胞は口腔内に捨てられます。

また、細菌と戦った白血球、死滅した細菌、食べかすなどいずれもタンパク質です。

タンパク分解酵素により分解された結果、硫化水素やメチルメルカプタンという臭気物質が産生されます。

したがって、誰のお口でも臭いが生じます。

口臭は発生する原因により分類されます。

①生理的口臭:早朝時口臭、空腹時口臭、緊張時口臭、加齢にともなう口臭など

②飲食物、嗜好品による口臭:ニンニク、飲酒、薬物の服用など

③口腔内に疾患による病的口臭:歯周病、口腔軟組織の炎症、舌苔など

④口腔以外の疾患による病的口臭:鼻疾患、呼吸器疾患、糖尿病、肝疾患、腎疾患、悪性腫瘍など

⑤心性口臭(自臭症):口腔神経症、口腔心身症

原因は様々ですが、当院に来院される患者の口臭の原因のほとんどは歯周炎です。歯周病の主原因はプラーク(歯垢)です。つまようじの先にとったプラークには1億個もの細菌がいるといわれています。

したがって、手入れをきちんとすることにより、口臭の予防になるのです。

「きちんと」が大事です。

自己流は禁物です。

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フットサルの試合にて

とうとう故障をしてしまいました。

右足のくるぶしの上あたりの打撲かと思いますが、歩くことができません。

怪我をすると、健康のありがたみが良くわかります。

私がプレーする前に必ず念じること。

「怪我をしないこと」

「失点に絡まない」

「得点に絡む」

「勝ちにこだわる」

今日は念じていませんでしたね。

久しぶりの試合でしたので、舞い上がっていたかも知れません。

病院嫌いで、ほぼ行ったことがありませんが、明日にでも行こうと思います。

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インプラントメーカー

インプラントメーカーは日本国内にて約30社の製品が販売されています。

海外では数百といわれています。

自医院にて一生管理出来れば良いのですが、

引っ越し等で、他歯科医院にて管理をする場合、インプラントの種類が分からずに苦労することがあります。

インプラントに国際規格はありません。

各メーカーにより特許があり、形態、表面正常、インプラント体の組成など、全く異なるのが現状です。

本日は、そのような臨床医の悩み、疑問を解決するべく、某出版社に本の編集会議に行ってまいりました。

出版間近です。出版したら詳細を報告します。

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歯周病勉強会

先週の土曜日は歯周病の勉強会でした。

会員のケースプレゼンテーションと東歯大有床義歯補綴学の山田将博先生の講演がありました。

山田先生はインプラント、骨の基礎研究者です。

今回はインプラント上で骨形成の過程を基礎研究を交えて。

インプラントのチタンのエイジングの話があり、興味深い話でした。

インプラントを製造し患者の口に入るまでに期間があり、

その間にエイジングがおきてしまうとのこと。

紫外線を既成のインプラントに照射することで、チタン表面をプラスの電荷に荷電させることで、

親水性が増す → ぬれが良くなることで、骨の生成を促進する。という考えでした。

以前、学会にて開業医がシンポジウムに出ていたので聞いたことがあります。

しかし、開業医の話は研究者の話とは違い、信頼性に劣るものでしたので聞き流しておりました。

基礎研究者の話はいつ聞いても刺激になります。

もう少し勉強してから再度報告したいとおもいます。

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