小児歯科・検診
乳幼児期のむし歯予防

1歳半検診
検診対象の方に連絡され、地域の保健所にて行います。
注意事項
個人差はありますが、上下乳歯が12~16本萌出してきます。
この時期にむし歯はほとんどできません。もしむし歯ができていたとしたら、その原因は食生活にあります。哺乳ビンに甘いジュース類を入れて飲ませている、寝る前に飴をあげると泣きやむため、毎日あげている等、甘いものが長時間お口の中にある状態ですと、必ずむし歯になります。
すくすく歯育て歯科検診
2歳時に検診対象の方に連絡され、最寄りの歯科医院にて行います。
注意事項
この検診では約1割のお子さんにむし歯が認められます。
この時期のむし歯は生活習慣に左右されやすく、おやつの与え方、甘い飲み物の与え方、手入れ方法などに不備があるとすぐにむし歯ができてしまいます。
3歳検診

検診対象の方に連絡され、地域の保健所にて行います。
注意事項
2~3歳は1人遊びを始める時期であり、自己主張も強くなってきます。お母さんの目が行きとどきにくくなってくるころです。 この時期は、乳歯は萌えそろいますが、歯の表面は完成していません。だんだんとだ液中のカルシウムが沈着して完成されていきますが、萌えたての歯は未熟なため、非常にむし歯になりやすい時期だといえます。
乳歯がむし歯になりやすい理由

なぜ乳歯はむし歯になりやすいのでしょうか?
その理由は、乳歯の持っている次のような特徴にあります。
- 乳歯の質が永久歯(大人の歯)にくらべて軟らかい。
- 乳歯の隣接面(歯と歯の間)にものがはさまりやすい。
- 萌えたての歯は未成熟で特にむし歯になりやすい。
- 萌えたての歯列はでこぼこしていて磨きにくい。
こうした特徴のため、乳歯は非常にむし歯になりやすい環境にあるのです。